【中日】又吉克樹投手FA権を行使

又吉克樹FA宣言! プロ野球
スポンサーリンク

中日ドラゴンズの又吉克樹投手が29日にFA権の行使申請を行いました。今季の成績は66試合登板、防御率1.28、3勝2敗8Sと圧巻の成績を残しています。今季FAの目玉といえる又吉投手は残留するのか、どこに移籍するのか気になるポイントです。そんな又吉投手の移籍候補先や予想提示額について情報をまとめております。

スポンサーリンク

移籍候補球団は?

又吉投手の獲得調査に乗り出している球団は29日時点で、ソフトバンク、オリックス、DeNA、阪神です。特に沖縄県出身ということを考えると、地元に近いソフトバンクが有力となるでしょう。

他にも、日本シリーズで接戦を繰り広げるも日本一を逃したオリックス、最下位からの逆襲を狙うDeNA、惜しくもリーグ優勝を逃した阪神の動向にも注目です。

スポンサーリンク

又吉克樹の経歴

西原高ー環太平洋大ー香川オリーブガイナーズ(四国・独立リーグ) 2013年ドラフト2位(31歳)

独立リーグ過去最高順位でドラフト指名され、2014年にプロ入り1年目から67試合に登板。防御率2.21、9勝1敗の鮮烈なデビューを果たしました。翌年2015年には侍ジャパンにも選出、2017年オールスター初選出されています(監督推薦)。

ルーキイヤーの2014年から2018年まで5年連続40試合以上登板、2021年シーズンにはキャリアハイとなる66試合登板、防御率1.28、3勝2敗8Sと主にセットアッパーとしてチームを支えました。同年、11月29日独立リーグ出身の選手としては初となるFA権の行使を表明しています。

FA権とは?

そもそのFA権とは何なのか、何となく聞いたことはあるけどよく分からない、人的補償って何?という方もいると思います。そんな方のために、FA制度について解説していきます。

FAとは:フリーエージェント(free agent)の略。

日本プロフェッショナル野球組織(以下「この組織」という。)にフリーエージェント(以下「FA」という。)制度を設ける。「国内FA」とは,この組織が定める国内FA資格条件を満たし,この組織のいずれの球団とも選手契約を締結する権利を有する選手をいい,「海外FA」とは,この組織が定めるFA資格条件を満たし,外国のいかなるプロフェッショナル野球組織の球団をも含め,国内外のいずれの球団とも選手契約を締結する権利を有する選手をいう(「国内FA」及び「海外FA」の双方を,「FA」と総称する。)

<日本プロ野球選手会公式ホームページ フリーエージェント規約より引用>

今回の又吉選手は正確に言うと、国内FA権の行使となり、プロ野球12球団全ての球団と契約交渉できる権利となっております。簡単に言うと、そのまま中日に残るもよし、他の球団に移籍してもよしといった状態です。

さらに、FA取得条件は以下のように定められています。

選手は,入団して初めて出場選手登録された後,その日数がセントラル野
球連盟及びパシフィック野球連盟の同じ年度連盟選手権試合期間中(以下
「シーズン」という。)に145日を満たし,これが8シーズンに達したと
きに,国内FAとなる資格(以下「国内FA資格」という。)を取得する。
ただし,2007年以降に行われた新人選手選択会議により選択されて入団し
た選手のうち,選択された当時,大学野球連盟又は日本野球連盟に所属してい
た選手については,上記の8シーズンを7シーズンと読み替えるものとする。

<日本プロ野球選手会公式ホームページ フリーエージェント規約より引用>

1シーズン約180日の内、145日間一軍に帯同していれば「1シーズン」とカウントされ、これを7、8年継続する必要があります。大きな怪我や不調のない、選ばれし一流選手が取得できる権利となっています。

人的補償とは

FA選手が移籍する場合、人的補償が生じる場合があります。

資金が潤沢にあるチームだけが強くなることを防ぐ制度となっており、選手を獲得した球団は、所属選手を旧所属球団に放出することを人的補償と言います。

旧所属球団の年俸により人的補償が発生しない場合もあり、FA選手を獲得する上で非常に重要なポイントとなります。以下に、条件をまとめました。

Aランク:球団内年俸上位1位〜3位(人的補償あり+旧年俸の50% or 旧年俸の80%)
Bランク:球団内年俸上位4位〜10位(人的補償あり+旧年俸の40% or 旧年俸の60%)
Cランク:球団内年俸上位11位以下(人的・金銭補償なし※外国人選手は除く

次年度FA権を取得する可能性がある選手の流出を防ぐため、球団内の年俸ランクを調整するといったことも契約更改で重要となります。

又吉投手の年俸ランクは?

又吉投手は中日での年俸ランクは「Bランク」ですので、移籍することになった場合は人的補償ありとなります。

2021年推定年俸は4200万円ですので、又吉投手を他球団が獲得する場合は、「人的補償+1680万円」または「2520万円」の補償となります。
※報道の推定年俸4200万だと年俸ランクがCランクとなってしまうため、実際は報道より高い金額で契約している可能性が高い。

FA選手の中では年俸がそれほど高くないため、中日は金銭よりも人的補償で良い選手を獲得したいところですね。

残留か、移籍か

中日は既に3年4億程度の複数年契約を提示しているとの報道があります。

年間にして約3倍以上の増額提示で3年間の契約が保証されるという好条件であるため、かなり評価していることが分かります。
また、中日はドラフトで投手を1人しか獲得していないことから考えても、何としても残留して欲しいでしょう。

しかし、「お金よりも大切にしたいのは出会いである。」といった又吉選手の発言から、地元に近いソフトバンクや2021シーズン上位であったオリックス、阪神への移籍の可能性も十分に考えられます。

まとめ

中日は最大限の評価をしており、ファンにも又吉広報と親しまれているので、残竜して立浪新政権を引っ張っていって欲しいと思っています。

しかし、3年4億程度の提示をしてもFA権を行使したという経緯から、移籍する可能性が高いのではないかと考えられます。

一番は、独立リーグ出身の星として、又吉投手本人が納得のいく選択をしてもらえればと思います。
今後も動向に注目です!!

このページで使用している写真は私が現地観戦で撮影したものです。
初心者が趣味で撮影しているものですが、今後現地の写真も公開していければと考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました